NURO光の団地での利用方法や料金について

NURO光は関東エリア1都6県のみで利用できる高速光回線ですが、マンションなどの集合住宅の場合提供エリア内でも利用できるかどうかは微妙です。

 

既にNURO光が利用されている集合住宅では利用できるのは明らかですが、それでも4人以上の最低利用者数の確保などの制約があるんです。

 

今回はそんな集合住宅の中でも関東圏でとくに居住者数の多い「団地」に着目し、NURO光の利用のしくみをふまえて解説していきます。

NURO光をあらためてザックリ

まずはNURO光なんて知らない、イマイチよくわからないなんて人の為にも、NURO光について説明しておきましょう。
ただ今回のテーマとは少しずれてくるので、予備知識としてザックリ紹介します。
NURO光をご存知の方もあらためて確認しておいてくださいね。

 

●NURO光とは
NURO光はSo-net(ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)が提供する、個人宅向け超高速光回線サービスです。
So-netといえば大手ISPとして、プロバイダサービスをメインにインターネット絡みのサービスをいろんな回線事業者と提携して行なっています。

 

NURO光の特徴をひと言で表現すれば「料金が安い」、「回線速度が速い」、「サポート対応がいい」ことです。
一般的な光回線では、回線速度が速い人もいれば遅い人もいることが常ですが、NURO光が凄いのは「回線速度が速い人しかいない」ということですから文句のつけようがありませんよね。

 

●NURO光の料金が「イイね!」と言われるワケ
NURO光の月額料金は、戸建て4,743円・マンション1,900円〜となっています。

 

NURO光がコスパに優れていると言われるのは回線速度が速いだけでなく、プロバイダ料・無線LAN・戸建ての場合はセキュリティも基本料金に含まれているからなんです。

 

快適なネット環境を満たすべく速い・安いを実現したコスパの良さがまさに光のごとくキラリと光っているわけですね。

 

NURO光のキャンペーンについての詳細はこちらからどうぞ

 

●NURO光の独自回線がメリットでありデメリットでもある
NURO光の技術面での最大の特徴は、その独自回線にあります。
NURO光の回線自体はフレッツ光回線のダークファイバー、つまり「フレッツ光の未使用余剰回線」なんですが、これをNTTから安くレンタルし、独自で開発した伝送方式G-PON技術をとり入れて高速回線を実現しているんです。

 

フレッツ光回線をそのまま利用するなら簡単なのですが、独自のG-PON回線にするには設備導入のコスト面がネックになり、一般的な光コラボのようにイッキに全国展開といかないわけです。

 

●NURO光の提供エリアは関東エリアのみ
NURO光の提供エリアは2017年5月現在、関東エリアのみとなっています。
具体的には、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県(一部エリアを除く)の1都6県。

 

他のエリアといえば、ユーザー評をふまえながら設備・エリアの拡充を模索している状態で、未だ業界でもエリア拡充の片鱗すら伺えず、見通しは未知数です。

 

公式サイトには「サービス提供エリア絶賛拡大中」とありますが、NURO光のG-PONという伝送方式は一般的なものから比べると、回線のクオリティが高い分導入コストもかかるということで、なかなか見通しは見えてきません。

 

NURO光を運営するSo-netも、まずは関東エリアでの未開通エリアを順次拡充しているのが現状との見解を示すに留まり、やはり先行きは不透明なんです。
事実この2〜3年は、関東エリア以外での新たな拡充関連のニュースはほぼありません。

 

ではNURO光が利用できる関東エリアについて、話を進めていきましょう。

NURO光の集合住宅向けには3つのパターンが

NURO光は関東エリア1都6県でのみ利用できることを紹介しましたが、じつはこの関東エリアにおいても、住環境とくに建物の形態によってNURO光を利用できるかどうかが決まってくるんです。

 

NURO光の基本的なサービスプランは「NURO光」と「NURO光 for マンション」の2つですが、これは単純に「戸建て」と「マンション(集合住宅)」という区分けではなく、住んでいる建物の形態(階数・使途)によってどちらのサービスプランになるのかが決まってきます。

 

●どちらのプランになるのかは7階建て以下の場合一概に判断できない
サービスプランは大きく分けて次の3つになります。
・戸建て及び2階建て以下のアパート・マンション
→サービスプラン:NURO光
・3階建て以上7階建て以下のアパート・マンション
→サービスプラン:NURO光/NURO光 for マンション
・8階建て以上のマンション
→サービスプラン:NURO光 for マンション

 

いかがですか? これを見るとたんに自宅がアパート・マンションだからといって料金の安い「NURO光 for マンション」のサービスプランになるとは限らないわけです。

 

また逆に2階建てでも各階で住居契約者が異なる場合や、戸建てでも1階がテナントで2階が住居の場合などは「NURO光 for マンション」となるケースがあるんです。

NURO光 for マンションはユーザーが増えると料金が下がるしくみ

NURO光のしくみや判断によって「戸建て」とされない建物は、集合住宅向けのプラン「NURO光 for マンション」での契約となります。

 

冒頭でマンション向けの料金は月額1,900円〜と説明しましたが、この「〜」というのが少々怪しい部分ですよね。
とくに上限を記していないところが余計に気になりますが、じつはこの上限料金は月額2,500円なんです。

 

●ひとつのマンションで最低4人以上集まらないと利用できない
NURO光はフレッツ光回線のダークファイバー(未使用余剰回線)にG-PONという信号伝送技術をとり入れた特殊な光回線です。
フレッツ光回線をそのまま利用できる光コラボではない為、NURO光の導入実績がないマンションでは新たに設備導入工事が必要なわけですね。

 

その為ある一定以上の契約数が見込めないと、NURO光の利用はおろか導入工事すらできなくなっているんです。
NURO光の提供エリアがなかなか広がらないのも、このことがネックになっているんですね。

 

そこでNURO光が定めた1つのマンションにおける最低利用者数が「4人」です。
つまりNURO光によって集合住宅つまり「NURO光 for マンション」での契約とされた人でも、同じ建物内に4人以上のNURO光利用者がいなければすぐに利用できないというわけです。

 

●4人集まらない場合はどうなるの?
NURO光の提供エリアでも「NURO光 for マンション」の場合は、最低4人の申込者がいないと今度は建物環境的に利用できないわけですが、4人集まらない場合はどうなるのでしょう?
答えは明快「4人集まるまで待つ」しかないようです。

 

ただ待つと言ってもあてもなく待つわけにもいかず、とりあえず申し込んでおいて一時しのぎに他社回線やモバイルルーターを使うとしても、今度はNURO光申込者が4人集まったときの一時しのぎ回線の中途解約金も気になるし、困ったものですよね。
たしかに現実にそうやってしのいでいる人も居るのですが。

 

●NURO光とて黙って待ってはいない
集めるといっても見ず知らずの人に声をかけるわけにもいかず、下手に声をかけると今度はストーカー行為に抵触しても困るしどうやって集めるのということになりますよね。

 

もちろんニーズがあって1人でも利用希望者がいるのなら、NURO光とて他の居住者へのかけ声(専用案内チラシ)や直接の営業活動にもさらに力が入るわけです。

 

●「NURO光 for マンション」の月額負担金「Hands-up会費」とは
NURO光のマンション向け月額料金の中には「Hands-up会費」という月額負担金が含まれます。

 

Hands-upとはマンションにNURO光の導入が決まった時点で設立され、NURO光に対し設備維持管理費や設備導入工事費を支払うための任意団体です。
NURO光の契約者は契約と同時にHands-up会員の加入となり、その会費をNURO光の月額料金に加えて支払うわけです。

 

●NURO光の月額料金は「月額基本料金+Hands-up月額負担金」
NURO光 for マンションの月額料金は1,900円〜と説明しましたが、この料金の中にはHands-up月額負担金が含まれています。

 

NURO光ではマンションの利用者のことをHands-up会員とし、このHands-up会員数に応じて月額料金が決まってくるわけですね。

 

料金は次のようになっています。

 

Hands-up会員数

Hands-up会費

NURO for マンション

月額基本料金

トータル

月額基本料金

4

900

1,600

2,500

5

900

1,600

2,500

6

900

1,600

2,500

7

800

1,600

2,400

8

700

1,600

2,300

9

600

1,600

2,200

10人以上

300

1,600

1,900

 

 

料金表を見ると一目瞭然、つまり10人以上利用者がいると最安値の1,900円になるんです。

 

●同じマンションで利用人数が4人以下になった場合
4人以上でNURO光 for マンションは使えるようになりますが、では途中で4人を割った場合はどうなるのでしょう?

 

この場合、すぐに利用できなくなることはありませんが、一定期間概ね3ケ月間で4人に満たない場合はそのマンションでのサービス提供は終了となります。

 

しかもその時点でHands-upの設備導入工事費に残債があった場合は、残りの契約者で当分負担になるんです。
いやはや、そうなると少々厳しいものがありますよね。

NURO光 を集合住宅で利用する際のまとめ

このようにNURO光を集合住宅で利用するには、戸建てと違って建物形態や諸条件が必要になってきます。
またひと口に集合住宅といっても一律に受け止められないということが見えてきました。

 

ここまでの説明をわかりやすくまとめてみると
・一戸建てでも複数戸入っている場合はマンション(集合住宅)タイプになる。
・マンションタイプでも、7階以下と8階以上の集合住宅でプランが違ってくる。
・7階以下のマンションでも4人以上の利用が待てない場合は戸建てプランにできることがある。
・7階以下のマンションで導入を急がない場合は、料金の安いマンションタイプへの誘客をNURO光が応援してくれる。
・8階建て以上の集合住宅は「NURO光 for マンション」にプランになる。
・「NURO光 for マンション」は、上限を10人として利用者が多いほど料金が安くなる。
・「NURO光 for マンション」で利用者が4人を割ると、一定期間の後サービス提供が終了となる。

 

いかがですか? 「利用者が多いほど安くなるといったシンプルなもの」とNURO光の公式サイトではアピールされていますが、何やら諸条件が結構複雑ですよね。

 

この複雑さに輪をかけるような疑問点が、今夏のメインテーマ「NURO光は団地でも契約することができるのか」ということになります。

 

ではNURO光の集合住宅での利用のしくみがザックリつかめた所で、このメインテーマへと話題を進めていきましょう。

NURO光にとって「団地」とは

さてNURO光は「団地」でも利用できるのでしょうか?

 

ここで今回のメインテーマでもある「団地」の記事上の定義付けをしておきましょう。
ひと言で団地といっても、受け取り方のニュアンスの違いで誤解があってはいけませんから。

 

そもそもNURO光のプランの区分けは、多くの光回線の区分けと同様「戸建て」と「マンション(集合住宅)」となっています。

 

●一戸建てでも集合住宅?
「戸建て」は読んで字のごとく一戸建てのことで、光回線での区分け的にはひとつの建物に一世帯が住んでいる場合です。

 

では二世帯住宅はどうなのかとなりそうですが、これは「二世帯」ですから光回線業界として厳密にいえば集合住宅と同じ様な扱いです。
一戸建てでも世帯ごとに回線契約している場合は多々あるからなんですね。

 

さらに先に説明したNURO光の建物の区分けの前提として「一戸建てでも1階がテナントで2階が住居」の場合などはこれに該当しますよね。

 

●マンション(集合住宅)とは
マンションとは何かを定義付けるのは難しいこととされています。
日本では概ね「比較的規模の大きい鉄筋コンクリート造りの集合住宅」とされている場合が多いですが、海外ではアパートと表現されたり集合住宅でなくてもマンションと称したり。

 

では集合住宅はといえば「ひとつの建物の中に複数の世帯が入居している住宅の形態」です。
要するに日本ではマンションは集合住宅のひとつ、また集合住宅もコーポ・アパート・タウンハウス・メゾネット・コンドミアムなどさまざまな呼ばれ方をしています。

 

●一般的にいわれる「団地」とは
団地とは戸建てや集合住宅などに関わりなく、それらが一団となった土地や場所を指す名称です。

 

一戸建ての多く集まった住宅団地や、集合住宅が幾棟も集まった市営・県営・区営・都営などの公営住宅、UR都市機構(旧日本住宅公団)による公団住宅、民間のマンションが建ち並ぶ団地、企業団地なども団地ではあります。

 

●当記事では「民間マンション以外の集合住宅」が「団地」
このように団地を語るときりがないことと、光回線を紹介する上で混乱しないための当記事の定義付けとして、当記事では「民間マンション以外の集合住宅」つまり「団地」ときけば皆さんの頭にパッと浮かぶあのUR都市機構の団地や市営・県営・区営・都営の団地のイメージを「団地」として紹介しますね。

NURO光は「団地」で利用できる?

結論からいえば、NURO光は公営の団地すなわちUR都市機構の団地や市営・県営・区営・都営の団地では、2017年5月現在の所利用できません。

 

残念ながら皆さんのイメージされるあの「団地」では、NURO光はサービス提供されていないんです。
公営団地の多くの場合、やはり以前からあるNTTフレッツ光回線がほとんどを占めているんです。NURO光は2013年4月からスタートしたばかり、まだまだ公営団地にとっては新参者でその導入はかなり困難を極めるといわれています。

 

●公営団地・マンション以外の集合住宅では?
では利用できない公営団地や、マンション以外の集合住宅ではNURO光は利用できるのでしょうか?

 

こうなると残るは提供エリア内のマンション・公営団地以外の集合住宅の場合のわずかな利用の可能性ということになりますが、こちらは概ねOK利用可能と言えるでしょう。

 

つまり民間のアパート・コーポなど比較的規模の小さめな集合住宅となるわけですが、管理会社やオーナーさんの工事許可さえとれればマンションタイプではなくても、7階以下なら戸建て扱いとして戸々に直接NURO光回線を引いて利用することも場合によって可能なわけです。

 

もちろん工事費は発生しますが、こちらは加入キャンペーンやキャッシュバックによってほぼ相殺が可能、実質工事費もかからずNURO光が利用できるというものです。

NURO光が利用可能かどうかを調べる

さてここで利用できるできないと想定しても、実際にどうなのかという確認はやはりNURO光の公式サイトでの検索または窓口での案内となります。

 

●利用場所がNURO光の提供可能エリアかどうかを検索する
ごく当たり前のことですが、NURO光の提供エリアに入っていない場合は利用できません。
NURO光は2017年5月現在、東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城と関東エリアのみとなっています。
このエリアなら一部を除いてほぼ全域カバーされていますが、念のため公式サイトでまずは提供エリアを検索してみてください。

 

公式サイトの検索窓で郵便番号を入力し「住所を検索」→「住所を選択」→「住居タイプを選択」→「提供状況を確認する」まで進むと、「NURO光」、「NURO光forマンション」、「NURO 10G」のうち、利用できるバナーがアクティブになり「サービス詳細」へと進みます。

 

ここまで進めばほぼ利用可能ですが、マンションの場合はNUROの設備が導入されている必要があるので「導入設備検索」で確認しておく必要があります。

 

●マンション向けのキャンペーン付き特設サイト
またマンション(集合住宅)向けにはてっとり早くサービス内容と建物検索ができる専用サイトが用意されています。

 

自宅の形態に合わせたフォーマットで楽々検索や申し込みができるので、こちらも気軽にに使ってみて下さい。

 

★NURO光マンション向け特設サイト

 

 

 

 

いかがでした? NURO光は集合住宅でも利用できる場合と出来ない場合があることがわかりました。

 

既にNURO光が開通しているマンションでは利用する人数に応じて料金が安くなるということ、導入されていないマンションでは4人集まればNURO光が応援体制に入ることも心強いですね。

 

また「団地」においては、一般的にイメージする「公営の団地」ではまだまだ利用に向得たハードルは高いこと、コーポやアパートでは比較的導入しやすく場合によっては戸建てプランでの扱いで早めの利用ができることも理解いただけたでしょうか?

 

いずれにせよ近未来の先駆けともいえるNURO光の拡充、待ち遠しいことには変わりありません